トヨタ世界販売23.8%減 3月、新型コロナが直撃

2020/4/28 15:30
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トヨタ自動車が28日発表した3月の生産・販売・輸出実績(トヨタ・レクサス車)によると、世界販売台数は前年同月比23.8%減の68万2千台と3カ月連続で前年実績を下回った。世界販売が20%以上落ち込むのは、東日本大震災以降に長期的な生産減に陥った2011年6月(21%減)以来。新型コロナウイルスの感染拡大により、世界各地で感染防止のため外出規制や販売店が営業休止になり大幅に落ち込んだ。

トヨタ自動車の3月の世界販売は大幅に減少した

データのある01年以降、単月ベースで世界販売の落ち込み幅が最も大きかったのは、11年5月(31.6%減)だった。08年のリーマン・ショック後の09年4月は31.2%減だった。

海外販売は29.1%減の50万2千台と北米や欧州、東南アジアでの落ち込みが目立つ。外出規制に踏み切った州が多い米国は、36.9%減の13万6千台だった。一方、国内販売は3.8%減の18万台。小型多目的スポーツ車(SUV)「ライズ」や小型車「ヤリス(旧ヴィッツ)」といった新型車が好調で、落ち込みは小幅だった。

世界生産は20.6%減の64万1千台と、新型コロナによる各地の工場稼働停止が影響した。国内生産も海外の需要低迷に合わせ、13.2%減の28万台に落ち込んだ。輸出は14.3%減の16万9千台だった。世界、海外、国内の各地域別で、生産と販売、輸出の全ての項目が3カ月連続で前年同月を下回った。

19年度の世界販売は、新型コロナの影響が限定的で0.9%減の946万6千台と、8年ぶりの前年割れとなった。世界生産は2.2%減の874万1千台と2年ぶりに前年実績を下回った。輸出は4.9%増の204万4千台で、3年連続で前年を上回った。

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