エンブラエル、ボーイング統合撤回で仲裁手続き

2020/4/28 3:46
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル旅客機大手エンブラエルは27日、同社との事業統合を撤回した米ボーイングに対する仲裁手続きに入ると発表した。「契約の不履行とキャンセルにより被害を受けた」としている。ブラジルのボルソナロ大統領は同日、「他の会社との新たな交渉が始まるだろう」と述べ、ボーイング以外の会社による買収を認める意向を示した。

エンブラエルの本社工場(ブラジル・サンパウロ州)=ロイター

エンブラエルのフランシスコ・ゴメス最高経営責任者(CEO)が27日、電話会見で「(統合撤回による)被害回復のためのあらゆる手段をとる」と述べ、「仲裁の手続きが進行中だ」と明らかにした。同氏によると、2019年に統合推進のために4億8550万レアル(約91億円)がかかったという。

27日の株式市場で、エンブラエル株は一時14%下落した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空機需要の縮小により、小型機で高いシェアを持つエンブラエルでも先行きは厳しい状況が予想されている。

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