インド中銀、投信に7000億円支援 コロナ対策第3弾

2020/4/27 23:32
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インド準備銀行(中央銀行)は27日、投資信託向けに5000億ルピー(約7000億円)の資金を供給する枠組みを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米大手運用会社がインドで債券ファンドなどの投信を閉鎖した影響で、ほかの投信にも償還圧力がかかり、流動性リスクが高まっているのに対応する。資金供給で投信を支援し、金融不安を和らげる。

インドの主要株価指数も都市封鎖後は軟調だ(3月、ムンバイ)=ロイター

中銀は新型コロナで打撃を受ける経済を下支えするため、3月下旬に4兆ルピー規模の量的緩和を発表した。4月17日にはノンバンクや農業向けに1兆ルピーの追加支援を打ち出した。新型コロナ収束の見通しが立たない中、今回は第3弾の対策を打ち出した格好だ。同国の主要株価指数であるムンバイ証券取引所のSENSEXは27日、中銀の支援発表を受けて前日比1.33%高で引けた。

今回の支援の引き金を引いたのは米大手運用会社のフランクリン・テンプルトンによる投信の閉鎖だ。同社は23日にインドで運用していた6つの投信を閉鎖すると発表した。インド紙によると、6つの投信の運用資産残高は18年8月末から20年3月末の間に約1700億ルピー減少。資金の引き揚げは新型コロナで加速し、4月20日までに運用資産残高はさらに400億ルピーほど減った。

インドは新型コロナの感染拡大を抑えるため、3月25日から全土で都市封鎖に踏み切り、経済活動が停滞している。

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