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業績ニュース

第一三共 今期純利益57%減 薬価引き下げなど響く

2020/4/27 16:35
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第一三共は27日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比57%減の560億円になる見通しだと発表した。薬価の引き下げで国内での売り上げが減るほか、研究開発費が増えるためだ。新型コロナウイルスの影響は業績予想に織り込まなかったが、第2四半期まで世界的な活動制限が続いた場合に売上収益を3~5%押し下げる可能性を示した。

売上収益は1%減の9700億円を見込む。主力の抗凝固剤「リクシアナ」は欧州で伸びる一方で、薬価が引き下げられた日本では1割ほど減収となりそうだ。アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー」の独占販売期間が満了するのも響く。

同社が注力するがん分野は好調に推移する見通しだ。化学合成した医薬品とバイオ医薬品の2つを組み合わせた抗体薬物複合体の新型抗がん剤「エンハーツ」は1月に米国で販売を開始。製品売り上げが大幅に伸びるほか、提携する英アストラゼネカからの契約一時金も計上し、エンハーツの売上収益は392億円と2.8倍になる見通しだ。

21年3月期の年間配当は1株あたり54円。10月に予定する株式分割を考慮すると、実質11円の増配となる。

新型コロナの感染拡大に関して、影響が第2四半期まで続けば、受診抑制などで300億~500億円の売上収益のマイナス要因となると想定した。真鍋淳社長は同日の電話会見で「新規患者への処方が鈍化しているかは見極めたい」と述べた。ただ、経費の抑制などもあり、営業利益に与える影響は軽微とした。

同日発表した20年3月期の売上収益は前の期比6%増の9817億円、純利益は38%増の1290億円だった。

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