世田谷区長、区独自での抗体検査検討
東京都世田谷区の保坂展人区長は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの抗体の有無を調べる抗体検査について、区独自での実施を検討する意向を示した。抗体検査は感染済みかどうかを簡易に調べることができ、医療従事者への感染リスクが小さいとされる。保坂氏は「抗体検査の活用について専門家の助言を得て検討を深めたい」と述べた。

同区は地元医師会と組んで、ウイルスが体内にあるかどうかを調べるPCR検査を実施している。今後は肺炎の疑いのある人へのコンピューター断層撮影装置(CT)による検査も組み合わせるなど、患者の重症化を防ぐ取り組みを強化する。記者会見は感染防止の観点から、事前に記者から質問を受け付ける動画配信の形式で実施した。

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