コロナ濃厚接触者探して通知 理研スパコン富岳活用
科学記者の目 編集委員 滝順一
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新型コロナウイルス対策のため、理化学研究所は開発途中のスーパーコンピューター「富岳」を前倒しして運用を始めた。理研計算科学研究センター(神戸市)の離散事象シミュレーション研究チームの伊藤伸泰チームリーダーは新型コロナウイルスの感染拡大対策の効果や、感染症がもたらす社会経済的影響の大きさを大学や民間と協力して調べ始めた。
富岳は2021年度に運用開始予定だが、理研は4月7日に急きょ、運用の前倒しを...