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新型コロナ死者数、6割多い可能性 FT報道

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は27日、新型コロナウイルスによる死者数が、各国の報告数より約6割多い可能性があるとの独自の調査結果を報じた。死因に関係なく各国の3~4月の死者数を調べたところ、例年と比べた増加幅が新型コロナ死者数の公表値を大幅に上回った。新型コロナと確認されないまま死去した人が多数いる可能性を示唆した。

欧米などの公開データを分析した。このうちイタリアやスペインなど14カ国では、3月以降の合計死者数が例年より12万2千人多かった。同時期の新型コロナによる死者数は7万7千人だった。

FTは「同じ程度の過少報告が世界中で起こっているなら、新型コロナの世界の死者数は31万8千人程度と推計できる」と指摘した。死者数が公表値の20万人超から大幅に膨らむ可能性がある。

例年と比べた死者数の増加率を国別でみると、ベルギーが60%、スペインが51%、オランダが42%、フランスが34%となった。14カ国のうち13カ国で、例年と比べた死者数の増加が新型コロナによる死者数の公表値を上回った。

死者数が上振れした要因には、新型コロナの院内感染を恐れて通院をためらい別の病因で亡くなったケースも含まれている可能性がある。ただ、新型コロナが猛威を振るった地域ほど死者数の上振れが大きいという関係が見られるとFTは指摘している。

例えば、欧州で最初に感染が爆発的に広がったイタリア北部ロンバルディア州では、死者数は例年より1万3千人以上多かった。新型コロナの死者数は、報告された約4千人よりはるかに多い可能性があるという。

医療インフラが不十分な新興国でも公式統計との差が顕著だった。インドネシアの首都ジャカルタの埋葬者数は例年より1400人多い。公表されている新型コロナの死者数の15倍に及ぶ水準だ。エクアドルのグアヤス地域では死者数が例年より1万人あまり多かったという。

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