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iPhone 8が人気、20年第1四半期の中古スマホ市場

2020年第1四半期の中古iPhoneランキング(出所:マーケットエンタープライズ)
日経クロステック

中古品ネット販売のマーケットエンタープライズ(東京・中央)は23日、2020年第1四半期(1~3月)における中古スマホ端末(iPhone、Androidスマホ)の取引数ランキングを発表した。同ランキングは、中古スマホ端末取引の大手4市場(ヤフオク!、メルカリ、ムスビー、ラクマ)の動向を分析した結果である。

iPhone 8の取引数が大幅増

中古iPhone市場のトップ10ランキングは9位を除く他すべてを「iPhone 8」と「iPhone 7」が占めた。このうちiPhone 8の取引数は前期(19年第4四半期)と比較して約31%増加した。マーケットエンタープライズによれば、携帯電話事業者の割引キャンペーンの実施によって価格が下がったことが原因とする。同社中古モバイル市場アナリストの菅野辰則氏は「安価に購入できたiPhone 8などが中古市場で多く取引された結果、新品・未使用や未使用に近い状態の新古品の取引数量がiPhone市場では約16%上昇した」と話す。

Androidスマホのトップは初登場のGalaxy A20

一方の中古Androidスマホ市場のトップは前期の圏外からランクインした「Galaxy A20(NTTドコモ)」である。同機は19年11月発売の比較的新しいAndroidスマホだが、3月に携帯電話事業者が実施した割引の対象だったため、端末価格が低下し取引数が激増したとマーケットエンタープライズは推測する。「例年、4月には目立った割引キャンペーンなどは少ない」(同社の菅野アナリスト)ため、こうした動きは落ち着きをみせるとしている。

2020年第1四半期の中古Androidスマホランキング(出所:マーケットエンタープライズ)

新型コロナ影響下の次期は新型iPhone SEに注目

これからの動向として、菅野アナリストは「新型コロナウイルス影響下の第2四半期で考えられる大きな動きは、サプライヤーの稼働率が減少し生産の遅延が言及されていた、新型iPhone SEの発売だ。端末価格は4万円台で、中古スマホランキングのトップを占めているiPhone 8との価格差が少ないため、iPhone 8の購入を検討していたユーザーが新型に流れる可能性は高い。取引数の減少または既に生じているiPhone 8 の価格下落が加速していくだろう。この両機種が注目に値する」と分析する。

また同氏は今後の不安材料として、「新型コロナの影響で5Gエリア拡大の遅延や5G対応iPhone新型モデル発売の延期も検討されている」ことを挙げ、「それ以上に消費の冷え込みが予想されるため、買い替え需要の低下などから中古スマホ市場にも影響が及んでくるのではないか」と危惧する。

(日経クロステック/日経エレクトロニクス 加藤雅浩)

[日経クロステック 2020年4月24日掲載]

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