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イタリア、5月4日から州内の移動など許可 首相表明

【ジュネーブ=細川倫太郎】イタリアのコンテ首相は26日夜(日本時間27日早朝)、記者会見し、新型コロナウイルスの対策で導入した規制を5月4日から段階的に緩和すると発表した。ひとまず感染のピークを超えたためで、人の移動は州内であれば許可する。製造業や建設業も再開を認める。経済や社会活動の正常化へそろりと動き出す。

イタリアは感染拡大防止に向け3月10日から全土で外出を原則禁止するなど、厳しい措置を導入してきた。経済活動が一気に停滞したほか、人々のストレスも強くなっており、政府は緩和のタイミングを探ってきた。

5月4日から、人々は住んでいる州内であれば移動できるようになる。ただ、引き続き外出申告書の携帯は義務付けるほか、マスクの着用やソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保も求めた。レストランはテークアウトのみ営業できる。自動車や機械などすべての製造業も再開を認める。

5月18日からは図書館や博物館の再開、プロスポーツのチームの練習も許可する。6月1日からは理髪店やマッサージ店、レストランも全面的に営業できるようになる。一方、学校は、教師に高齢者が多くリスクが高いとして、9月まで休校を続けることを決めた。

コンテ首相は「ウイルスとの共生が始まる。我々は可能な限りの予防措置をとらなければならない」と述べ、個人や企業に万全の対策を続けるように訴えた。伊政府は再び感染が拡大すれば、緩和策を見直す方針だ。

イタリアは欧州ではいち早く、2月下旬から流行が始まった。伊市民保護局によると、26日時点の感染者数は累計19万7675人で、米国、スペインに次いで多い。特に経済の中心である伊北部の被害が最も大きく、ミラノがあるロンバルディア州の感染者は全体の4割近くを占める。ただ、足元は新たな感染者が2300人程度で推移し、3月下旬のピーク時からは6割以上減少している。

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