豪政府、新型コロナ対策で追跡アプリ公開

2020/4/26 19:30
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【シドニー=松本史】オーストラリア政府は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための追跡アプリを公開した。アプリのダウンロードは任意で、利用者が感染した場合、各州・準州の保健当局は同意を得てアプリ内に保存された情報にアクセスできる。感染者と接触した人を早期に割り出し注意喚起することで、感染の広がりを抑える狙いだ。

豪政府が公開したアプリ「COVIDセーフ」=AAP

アプリ「COVIDセーフ」は近距離無線通信「ブルートゥース」を利用する。利用者はダウンロード後、名前や電話番号などを入力する。アプリをダウンロードしたスマートフォン同士が近づくと、互いの距離や、接触した時間を暗号化してアプリ内に21日間保存する。

利用者が感染した場合、保健当局は感染者の1.5メートル以内に15分以上とどまった人の情報にアクセスできる。アプリ内に蓄積された情報は利用者本人も閲覧できない。

豪州の新型コロナ感染者は26日時点で約6700人、死者は82人。モリソン首相は声明で「多くの人がこのアプリをダウンロードすれば、コミュニティーの安全性は高まり、(外出などの)制限を早期に解除できる」と利用を呼び掛けた。同様のアプリは3月、シンガポールが公開しているが、政府による国民の監視につながるとの警戒の声もある。

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