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ボーイング、エンブラエルとの事業統合中止

(更新)

【ニューヨーク=中山修志、サンパウロ=外山尚之】米ボーイングは25日、ブラジルの航空機大手エンブラエルとの事業統合を中止すると発表した。2018年にボーイングがエンブラエルの商用機部門を傘下に収めることで合意していたが、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化するボーイングが条件見直しを要求し、交渉がまとまらなかったとみられる。

両社は24日までに統合を完了する計画だった。ボーイングは声明で「建設的ではあったが、結果的に納得いかない売買契約の条件交渉は失敗となってしまった」と発表した。

18年7月の合意では、ボーイングはエンブラエルの商用機部門を分社化し、38億ドル(約4000億円)を出資して80%の株式を取得する計画だった。小型機「737MAX」の墜落事故や新型コロナウイルスの影響で財務が悪化する中、ボーイングは条件の見直しを求めていたとされる。独占禁止法に関する欧州当局の審査が長期化し、期限までに終わらなかったことも響いた。

ボーイングはカナダ・ボンバルディアの小型機事業を買収した欧州エアバスに対応し、100~150席クラスの小型機を主力とするエンブラエルとの事業統合で旅客機の品ぞろえを広げる計画だった。世界の商用機メーカーは2強に集約される予定だったが、新型コロナの影響による業況悪化で再編が壁にぶつかった。

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