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実際の感染者数は「現在の10倍以上」 北大教授見解

報道陣に感染者数の推計方法を説明する北海道大学の西浦博教授(右)(24日、東京都千代田区の厚生労働省)

新型コロナウイルスの感染者数について、政府の専門家会議に試算を提示している北海道大学の西浦博教授(理論疫学)は25日までに、「現在確認されている感染者数は氷山の一角。実際は10倍以上かもしれない」との見解を示した。東京都については「10日ごろから増加が鈍化し、外出自粛要請の効果とみられる」としている。

西浦教授が都道府県別に分析したところ、一部で感染確認数が横ばいとなる傾向がみられ「実際の感染者数が、1日で検査できる上限を上回っている」と指摘した。

このほか症状が軽いなど検査を受けていない感染者もいるとみられ、「実際の感染者数はさらに分析する必要があるが、感染確認の10倍以上はいるかもしれない」と推測。実際の感染状況を把握するため検査態勢の拡充が必要と訴えている。

都内の感染者数は4月17日以降、減少しているようにみえる。都はPCR検査を受けた人のうち陽性になった人を公表しているため西浦教授が陽性率から分析。その結果、4月10日ごろから横ばい傾向となっており、17日以降はさらに鈍化しているという。

感染者数は潜伏期間などから2週間ほど遅れて影響する。西浦教授は「都知事が3月25日に外出自粛を要請した効果ではないか」とみている。

ただ、感染者数を大幅に減らすためには「人との接触の8割減」が必要としている。4月7日に発令した政府の緊急事態宣言の影響は今後分析する。

西浦教授は「現在の減少傾向では人との接触削減は十分でないとみられる。ゴールデンウイークに向け、さらに削減が必要」と指摘している。

人との接触の割合は現在、主要駅などで携帯電話などの位置情報から7割程度減っているデータもある。西浦教授は人の流れだけでなく、アンケート調査も実施しており、実際に人とどれぐらい接しているかも推測して削減割合を算出する予定という。

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