東京都で死者計100人、新たに103人感染 新型コロナ

東京都は25日、新型コロナウイルスの感染者で新たに7人の死亡を確認し、死者の累計が100人になったと発表した。これまでに40~90代の男女100人が死亡し、うち入院患者などへの集団感染が確認された永寿総合病院(東京・台東)に関連する死者が少なくとも34人に上る。
都福祉保健局によると、入院中の高齢者の死亡が多いといい、担当者は「治療方法がない中で、高齢者にはリスクの高い疾患だ」としている。
同日、新たに103人の感染も確認。61人は感染経路が不明だった。40代以下が48人で、30代と50代がそれぞれ20人と最も多かった。濃厚接触者42人のうち、約4割は家族内感染とみられる。累計感染者数は3836人に達した。
都内の新規感染は、17日に1日あたり最多の201人を記録。22日に132人、23日に134人、24日に161人を確認した。福祉保健局の担当者は「自粛の効果は一定程度出ているかとも考えられるが、現時点でも院内感染などの調査が行われており、予断は許さない」と話した。