中国電池大手CATL、純利益3割増 19年12月期

2020/4/25 10:22
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【広州=川上尚志】中国の車載電池最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)は25日、2019年12月期決算で純利益が前の期比35%増の45億元(約700億円)になったと発表した。中国の電気自動車(EV)など向けに車載電池の販売が好調だった。ただ今期は新型コロナウイルス問題の影響でEVの販売が落ち込んでおり、業績が伸び悩む可能性もある。

CATLの2019年12月期の車載電池の販売量は前の期に比べ9割増えた

売上高は54%増の457億元だった。主力の車載電池事業は57%増の385億元で、電池の販売量は40.3ギガ(ギガは10億)ワット時と9割増えた。工場などで使う据え置き型の蓄電池事業は3.2倍の6億元になった。

CATLは中国だけでなく欧米や日本などの幅広い自動車メーカーと取引がある。前期の海外売上高は20億元で前の期に比べ倍増したが、売上高全体に占める比率は4%にとどまった。車載電池事業の粗利益率は28.5%で前の期比5.6ポイント下がった。価格競争や中国政府の補助金の縮小が響いたようだ。

CATLは20年1~3月期の業績について、純利益が20~30%の減益になったようだとしている。新型コロナの感染拡大を受け、中国のEVなど「新エネルギー車」の販売台数は1~3月に前年同期比6割近く落ち込んだ。中国政府は20年に打ち切る予定だった新エネ車への販売補助金を2年間延長することを決めるなど消費の喚起を狙っているが、需要の本格回復には至っていない。

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