新型コロナ死者、米で5万人超 全世界で20万人に迫る

2020/4/25 4:14 (2020/4/25 7:10更新)
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米国では新型コロナウイルスの感染による死者数が24日に5万人を突破した=ロイター

米国では新型コロナウイルスの感染による死者数が24日に5万人を突破した=ロイター

【ニューヨーク=野村優子】米ジョンズ・ホプキンス大学の調べによると、米東部時間22日午後2時30分(日本時間23日午前3時30分)時点の新型コロナウイルスの感染者数は世界で278万人に達した。もっとも感染者が多い米国では死者が5万人を超え、全世界の死者数も20万人に迫っている。

米カリフォルニア州ロサンゼルス郡は24日までに、新型コロナウイルス感染症が郡内で最も多い死因になったことを明らかにした。直近2週間は1日あたり44人が亡くなっており、インフルエンザや心臓病による死者を上回るという。保健当局のバーバラ・フェレール氏は「ウイルスの拡散を抑える必要がある」と話し、家にとどまるよう呼びかけた。

一方、感染者数は米国が最多で88万人、スペインが21万人、イタリアが19万人と続いた。

米国で最も感染者数が多いニューヨーク州では、感染のピークを越える兆しが出ている。23日の死者数は422人となり、3日連続で減少した。入院者数もここ1週間にわたり減少傾向が続いている。

ジョージア州では24日、理髪店の営業が再開した(アトランタ)=ロイター

ジョージア州では24日、理髪店の営業が再開した(アトランタ)=ロイター

ニューヨーク州のクオモ知事は24日の記者会見で「いま事を急いで(経済活動を)再開すれば、経験してきた以上の急激な感染者数の増加につながる」と述べ、経済活動の再開は慎重に進めていく考えを明らかにした。また、11月の米大統領選については州の住民が投票所に行かなくて済むように、不在投票の申請書を送るように事務当局に指示した。

欧州ではスペインでも死者数の増加ペースが鈍っている。スペインでは24日、1日あたりの死者数が367人と約1カ月ぶりの低水準となった。スペイン政府の報道官は「社会全体の努力により、新型コロナにおける最も困難な局面を克服した」と語った。

世界保健機関(WHO)は24日、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発加速と公平な配分を実現するために国際協力体制をつくると発表した。フランスやドイツ、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)など各国政府、団体が参加する。

WHOへの資金拠出の停止を決めた米国は不参加を決めた。トランプ米政権はWHOは「中国寄り」と批判しているほか、新型コロナの対応も誤ったと非難している。

米国では24日、南部ジョージア州、南部オクラホマ州、北部アラスカ州で知事の判断に基づく行動規制の緩和が始まった。ジョージア州では朝から理髪店やネイルサロン、入れ墨店、スポーツジムといった店舗が営業を再開した。ただ、同州では感染者数が1週間で3割増えているといい、最大都市アトランタの市長が「家にとどまってください」と呼びかけるなど、経済再開に向けた動きは迷走している。

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