決算のコロナ影響緩和 引当金や減損、世界で柔軟対応
経済収縮のリスク回避
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日米欧の当局が、会計基準を柔軟に運用できるよう動き始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、厳格に基準を適用すると、金融機関や企業の決算が極端に悪化する可能性がある。将来の価値を過度に悲観的に見積もらなくてもいいようにし、経済収縮の悪循環につながることを防ぐ。損失に備えた引当金や帳簿価値を減らす減損などによって、資本が目減りすることを抑え、銀行融資や企業の資金調達を円滑にする。
外出自粛による人の移...
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