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韓国航空大手に計2500億円支援 政府系銀行

【ソウル=細川幸太郎】韓国の政府系銀行、韓国産業銀行は24日、航空大手の大韓航空とアシアナ航空の2社に計2兆9000億ウォン(約2500億円)を金融支援すると発表した。融資や社債の引き受けなどで資金を供給する。新型コロナウイルスの影響で世界の航空会社が苦境にあえぐなか、政府支援で自国の航空大手の雇用や公共サービスを存続させる。

仁川国際空港を離陸する大韓航空機=聯合・共同

韓国産業銀行とともに政府系の韓国輸出入銀行が資金を拠出する。大韓航空は新規融資や新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行などで1兆2000億ウォンを得て資金繰りに充てる。CBを株式に転換した場合、政府系銀行が大韓航空株10.8%を取得することになる。大韓航空は既存の借り入れの返済期限を5月15日に控えており、資金支援が急務だった。

感染症の流行前から売却手続きを進めてきたアシアナ航空も、2行から1兆7000億ウォンの融資を受けて韓国建設大手のHDC現代産業開発による買収手続きを急ぐ考えだ。

韓国は国土面積が日本の3割弱と小さく、航空会社は国際線で大部分の売上高を稼いできた。感染症の防疫のため各国が入国制限を実施したことで大韓航空とアシアナ航空の運航便数は現在9割減の状態に陥っている。従業員の大半を休職させてコスト削減を進めるものの、航空機のリース費用など固定費は重く財務悪化が続いていた。

韓国政府は22日に航空や自動車など基幹7業種向けに40兆ウォン規模の支援を実施すると発表した。産業銀行は格安航空会社(LCC)各社への資金支援も既にまとめており、新たに大手2社に対しても資金供給を実施する。大韓航空は既に休業補償など一部の支援金を受け取っており、政府支援を受けながら会社を存続させる考えだ。

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