子ども軽症者は原則自宅で 日本小児科学会が見解
新型コロナウイルス感染症を巡り日本小児科学会は24日までに、子どもの軽症患者は原則、自宅療養を検討するとの見解を発表した。子どもの行動を抑えるのは難しいため、入院すると医療現場で感染拡大の危険性が高まるとし、成人とは別の方針が必要だとしている。
子どもが入院する場合、保護者が同室で付き添うことも考慮するとした。保護者による看病は子どもの精神的な安定につながるとともに、医療従事者の負担も大きく軽減されると指摘した。
自宅に高齢者などが同居しており、確実に距離を保って過ごすことができない場合は、担当医と保護者で相談する。
見解は、子どもは感染しても比較的軽症なことや、国内では子どもを発端とした大規模な集団感染事例がないことも理由に挙げた。
〔共同〕

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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