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新型コロナ拡大防止「不退転の決意」 東北知事ら

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東北6県の知事らは24日、ゴールデンウイーク(GW)期間中に県境をまたいだ移動を自粛するよう求める共同宣言を発表した。共同宣言では「早期の終息を目指し、不退転の決意で取り組む」と強い姿勢を示した。

共同宣言の経緯について説明する山形県の吉村美栄子知事(24日、県庁)

「私も東京と愛知に住む子どもたちへ帰省はしないよう言った。旅行も控えてほしい」

宮城県の村井嘉浩知事は同日、仙台市の郡和子市長と共同会見を開き、強い口調で訴えた。県内では新たな感染確認が4日連続でゼロとなっているが、村井知事は「GW中に活発に移動すると感染者は激増してしまう」と気を引き締めた。

共同宣言では東北6県と新潟県知事、仙台・新潟両市長の連名で「都道府県をまたいだ不要不急の移動の自粛を」と求めた。感染者が確認されていない岩手県の達増拓也知事は「『感染者が多い地域から来ることを遠慮してほしい』とまとまって発信することは意義がある」と話した。

秋田県は共同宣言に伴い、24日に予定していた秋田・山形両県を結ぶ山岳道路「鳥海ブルーライン」の冬季閉鎖解除を5月11日に延期する。県境付近の県管理駐車場を閉鎖し、観光客が集まるのを防ぐ。

仙台市の郡市長は「仙台は支店経済の街であり、全国から大勢の人が集まると大変な事態にもなりうる」と危惧した。共同宣言では企業に対し、在宅勤務や時差通勤を促し、発熱などの症状がある従業員には出勤停止を徹底することも求めた。

山形県の吉村美栄子知事によると、同県の医療専門家会議で県境を越えた取り組みが必要という意見を受け、宮城県の村井知事へ共同宣言をまとめることを相談したという。吉村知事は狙いについて「互いに宣言することで往来を抑制することになる」と話した。

村井知事は「吉村知事からの提案を受け、私からは青森県と岩手県の知事へ声をかけ、他の知事らへは吉村知事が声をかけてくれた。1週間前から調整していた」と共同宣言に至るまでの過程を振り返った。文案は宮城県がまとめ、詳細な内容は各県で詰めたという。

東北各県がこれほどまでの連帯感を見せたのは「東北は震災から立ち上がった経験もある。心をひとつにしてこの危機も乗り越えよう」(仙台市の郡市長)との思いがある。新型コロナの封じ込めに向けて、GWはその正念場となる。

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