三菱重工、火力発電設備会社の社名「三菱パワー」に

2020/4/24 15:02
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三菱重工業は24日、日立製作所と共同出資する火力発電設備会社、三菱日立パワーシステムズ(横浜市、MHPS)の社名を三菱パワーに変更すると発表した。今春に日立製作所の出資分を取得し、完全子会社とするため。一方、完全子会社化の時期は今年春ごろとしてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で各国の独占禁止法当局の認可が滞っていることから、現時点で未定としている。

新型コロナウイルスの感染拡大で、完全子会社化の時期が遅れが見込まれる(MHPSが手がける火力発電向けガスタービン)

完全子会社化の遅れに伴う、2020年3月期の連結決算見通しへの影響はないとしている。

19年12月に三菱重がMHPSの35%の株式を日立から譲り受け、完全子会社化すると発表。三菱重と日立は南アフリカの石炭火力発電プロジェクトの損失負担を巡って対立してきたが、和解が成立。日立側が三菱重側に和解金を支払い、MHPSへの出資分を三菱重側に株式を譲渡することで合意していた。

火力事業を中核とする三菱重のパワー部門は、20年3月期の連結事業利益見通しの中で6割を占める。完全子会社化で成長領域の取り込みを目指している。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で完全子会社化が遅れれば、こうした戦略に影響する可能性もある。

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