トーキン、耐熱性高く大電流の車載電源インダクター

2020/4/24 11:19
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耐熱性が高く、大電流を流せる金属系パワーインダクター(出所:トーキン)

耐熱性が高く、大電流を流せる金属系パワーインダクター(出所:トーキン)

日経クロステック

電子部品製造のトーキン(宮城県白石市)は、コア材となる磁性体に金属系材料を採用した車載機器向けパワーインダクター「MPXVシリーズ」を発売したと21日発表した。インダクターは回路のノイズを取り除く電子部品。新製品の特徴は2つあり、1つは耐熱性が高いこと。使用温度範囲はマイナス55~プラス155度と広い。もう1つは大電流を流せること。定格電流が最も高い製品は90アンペアである。

同社によると、自動車の電子化が急速に進んでおり、車載電子制御ユニット(ECU)の搭載個数が増え、回路規模は増大している。それと同時に、エンジン周辺への搭載や機電一体化が進行しており、車載ECUには高温環境や大電流への対応が求められている。今回の新製品は、こうした要求に応えるものだという。

具体的な応用先は、発光ダイオード(LED)ヘッドライトやメーター・クラスター・パネル、電動ウオーターポンプ、電動オイルポンプ、電動パワーステアリングなどを制御する車載ECUに向けたスイッチング方式のDC-DCコンバーター(電圧変換器)回路である。

車載用受動部品の品質規格「AEC-Q200」に準拠し、表面実装に対応する。すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。

(ライター 山下勝己)

[日経クロステック 2020年4月23日掲載]

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