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スイス中銀、4・2兆円の赤字 1~3月期

【ジュネーブ=細川倫太郎】スイス国立銀行(中央銀行)が23日発表した2020年1~3月期決算は、382億スイスフラン(約4兆2千億円)の赤字だった。四半期としては過去最悪となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた世界的な金融市場の混乱で、保有する外国株式や為替で大幅な損失を計上した。

首都ベルンにあるスイス国立銀行=ロイター

スイス中銀は声明で「新型コロナの世界的な大流行を抑えるためにとられた措置は、1~3月期の半ばから金融市場に深刻な影響を与えた」と述べた。各国は外出制限や渡航制限を導入し、世界経済が急減速した結果、金融市場はパニック的な売りが広がった。

米国株などの急落や通貨安に見舞われ、スイス中銀は株式で319億スイスフラン、為替で171億スイスフランの損失を出した。一方、安全資産として金の価格が上昇して利益を得たほか、配当収入も増えた。

通貨スイスフランは対ユーロで1ユーロ=1.05スイスフランと約4年9カ月ぶりの高値圏にある。スイス中銀は通貨高を抑えるため、為替介入を繰り返し、外貨準備は過去10年間で10倍以上に膨らんだ。運用先として先進国の中銀としては珍しく、個別企業の株式に投資している。このため、相場の変動の影響を受けやすい。

スイスメディアによると、スイス中銀はフェイスブックやアマゾン・ドット・コムなど「GAFA」と呼ばれる米IT(情報技術)大手の株式も保有している。

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