伊北部ロンバルディア州で抗体検査開始、1日2万件

2020/4/24 2:25
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【ジュネーブ=細川倫太郎】新型コロナウイルスの感染で甚大な被害が出ているイタリア北部のロンバルディア州で23日、人々の感染歴を調べる抗体検査が始まった。保健当局によると、1日約2万件を実施する見通し。4月末からは全土の他の地域にも広げる。免疫が備わっていれば、経済活動の再開の判断に役立てられる可能性がある。

医療従事者から検査を始める(ロンバルディア州の州都ミラノの病院)

医療従事者、一般市民の順番で検査を始める。一定量の抗体が確認できれば、感染を経てウイルスへの免疫ができている可能性がある。ウイルスの有無から感染しているかどうかを調べる「PCR検査」で、見落とされていた患者の実態把握にも有効とされる。

経済都市ミラノがあるロンバルディア州は、イタリアで最も被害が大きい。累計の感染者数は約7万人と全体の4割近くを占める。北部では、ベネト州がいち早く抗体検査を始めている。

伊当局が23日発表した最新の集計によると、イタリアの新規感染者は約2650人と、3月下旬のピーク(約6560人)から大きく減っている。伊政府は5月4日から、ロックダウン(都市封鎖)を段階的に解除する準備を進めている。

ただ、世界保健機関(WHO)によると、これまでの新型コロナの抗体検査で、十分な量が確認できないケースもある。免疫がどの程度備わっているか、有効期間はどのくらいかなど不明な点はなお多い。韓国などではいったん感染して回復した後に再度、陽性になる人も出ている。

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