大阪府の集団感染の病院、看護師陽性後も勤務指示

2020/4/23 21:36 (2020/4/23 22:21更新)
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大阪市の「なみはやリハビリテーション病院」(19日)=共同

大阪市の「なみはやリハビリテーション病院」(19日)=共同

新型コロナウイルスの集団感染が起きた「なみはやリハビリテーション病院」(大阪市生野区)が、検査で感染が判明した女性看護師を勤務させていたことが23日、大阪市や同市保健所への取材で分かった。病院側は保健所の聞き取りに「代わりの人が見つからなかった」と説明したという。

同病院では22日までに医療従事者や患者ら120人以上の感染が確認されている。市は「本来あってはならず、許される対応ではない」としている。市保健所は22日に同病院に医療法に基づき立ち入り検査。再発防止を求める口頭指導し、同様の違反行為がないか引き続き調べる。

市や市保健所によると、女性看護師は20日に感染が確認された。女性は感染判明後に病院に報告したが、病院側は20日夕から21日朝まで勤務を続けるよう指示していた。ツイッターに内部告発とみられる投稿があり、市が病院側に確認したところ事実関係を認めたという。

院内では感染した患者と、感染していない患者の病棟を分けており、女性看護師は防具服着用の上で、感染した患者が入院する病棟で勤務していた。感染していない患者との接触はなかったとみている。病院側は市保健所に対し、「代わりの人を手配しようとしたが、ローテーションが厳しく見つからず、やむを得ず勤務させた」と説明したという。

同病院を巡っては、市保健所や厚生労働省のクラスター(感染者集団)対策班が詳しい感染経路を分析している。

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