富士山も「来訪お断り」 山梨県と7市町村が共同宣言
山梨県と富士山北側の麓に位置する富士吉田など7市町村の首長は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、ゴールデンウイーク中の「観光・レジャー目的での来訪は、お断りします」との共同宣言を発表した。道の駅などの観光施設を閉鎖して感染予防対策を取っており、「本来なら来県は大歓迎だが、苦渋の決断」としている。

宣言はほかに、西桂・富士河口湖の2町と、道志、忍野、山中湖、鳴沢の4村の首長の連名とした。
県などは、富士山の山梨側の麓と富士山5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の全面閉鎖に向けた検討も始めた。
緊急事態宣言が全国に拡大された後も、山梨県には大勢の観光客が訪れており、ゴールデンウイーク中の観光客の増加が懸念されていた。
山梨県では23日午後3時までに51人の感染が確認されている。

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
【よく読まれている記事】
・新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
・「コロナに決してかからない人」はいるのか?