元助役影響「確認できず」 福井県、関電土地取引で

2020/4/23 19:11
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関西電力の第三者委員会が金品受領問題を巡る報告書で、関電が福井県高浜町の企業と行った土地取引に同町の元助役、森山栄治氏(死去)が深く関与したと指摘したことに対し、県は23日、「森山氏が県に働き掛けた事実は確認されなかった」とする調査結果を明らかにした。

関西電力本店(大阪市北区)

報告書によると、1980年代後半、同町の高浜原発から出る温排水の影響で海水温が上昇してフナクイムシが異常繁殖。付近の貯木場で木材を保管していた企業と関電が対立した際、森山氏の仲介で、関電が企業の所有する不動産を本来の価格より4億円余り高く買い取ったと指摘した。

この取引は県への届け出が必要で、県は当時の対応に森山氏の影響があったかどうか調査したが、資料は保存期間が過ぎており残っていなかった。また担当した元職員2人はいずれも「森山氏と会ったことがない」と説明したとしている。

杉本達治知事は23日の記者会見で「疑義を持たれた部分については必要な措置を取った。襟を正し、信頼回復に努めたい」と述べた。〔共同〕

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