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中国の億航、旅客ドローンの発着場を建設 年内完成へ

【広州=比奈田悠佑】中国ドローンメーカーの億航智能(イーハン)は22日、中国南部に旅客ドローンの発着場を建設し、年内に完成させると発表した。空から風景を楽しめる遊覧サービスの拠点にする。大型の旅客ドローンによる「空飛ぶタクシー」の事業化に向け、機体や運航技術の開発も急ぐ。

中国南部の広西チワン族自治区にある賀州市に、ドローンが離着陸できるビルを建設する。屋上にドローンの発着ポートを備える。階下には搭乗客の待合室などを設ける。パイロットなしで航行する2人乗りの旅客ドローンを20機運用する計画だ。

賀州市は山と川に囲まれた独特の風景が観光客に人気。空の遊覧サービスは商機があるとみる。億航は「我々の旅客ドローンをアピールできる場だ」と話した。

億航は1~2人乗りの旅客ドローンを開発している新興企業。2019年12月に米ナスダック市場に上場した。ただ広東省広州市と組んで19年中に試験予定だった旅客サービスが実現できていないなど事業の本格化は難航している。飲食などの物流分野や、ライトを備えた小型機を複数飛ばして、花火のように観賞する娯楽分野も手掛け、運転資金をまかなっている状況だ。

同社の19年12月期の売上高は前の期に比べ83%増の1億2181万元(約18億円)だった。純損失は4799万元(約7億円)で、前の期の8046万元から改善した。

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