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エムスリー、医療スタートアップへ100億円ファンド

医療情報サービス大手のエムスリーは22日、医療分野のスタートアップに投資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドの運用を本格的に始めると発表した。出資総額は100億円。人工知能(AI)の活用など最先端の医療に取り組む国内外の企業に投資する。新型コロナウイルス感染症の対策技術に取り組む企業への出資も視野に入れる。

「1人1円ファンド」と名付けたCVCファンドを立ちあげ、ウェブサイトで出資先の募集を始めた。投資額は1社あたり平均数億円で最大20億円程度。対象は再生医療や希少疾患で、AIによる診断やソフトウエアを用いた治療など先端医療分野を想定している。

資金提供に加え、エムスリーのノウハウを生かした事業支援にも乗り出す。医療現場のニーズ調査のほか、臨床試験(治験)や薬事承認取得、マーケティングなどを後押しする。

エムスリーはこれまでも医療分野のスタートアップ約30社に投資してきた。「再生誘導医薬」と呼ぶ医薬品を開発する大阪大学発バイオベンチャーのステムリムなど、うち9社が新規株式公開(IPO)を果たした。

初めてのCVC設立で、先端医療分野への取り組みを強化する狙いだ。エムスリーは国内の臨床医の約9割が登録する医療情報サイトを運営し、同サイトを基盤にした製薬業界向け事業などを主力としている。

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