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NYダウ続落、631ドル安 連日の原油相場急落を嫌気

(更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比631ドル56セント(2.7%)安の2万3018ドル88セントで終えた。原油相場の下落が止まらず、投資家心理を冷やした。3月後半以降の戻り相場をけん引してきたハイテク株に売りが出て、指数を押し下げた。

ニューヨーク原油先物相場では、取引の中心で22日から期近となる6月物が一時1バレル6ドル台と、前日終値からの下落率が60%を超えた。原油先物に連動する上場投資信託(ETF)で個人に人気の「ユナイテッド・ステーツ・オイル・ファンド」は4割近く下落した。原油安が米経済の足を引っ張り、石油関連企業の信用不安を招きかねないとの懸念が高まった。

3月後半以降の戻り相場をけん引してきたネット通販のアマゾン・ドット・コムやソフトウエアのマイクロソフトなど、大型ハイテク株の下落が目立った。原油急落で痛手を負ったヘッジファンドなどが、損失穴埋めのために利益の出ているハイテク株を売ったとの見方があった。

トランプ米大統領は21日、石油企業に資金支援する方針を示した。原油安による経営環境が悪化する石油企業はトランプ氏の支持基盤の一つ。11月の大統領選をにらみ、積極的に支援する姿勢をみせた。エクソンモービルなど石油株が一時上昇したものの、相場全体への影響は限られた。

2020年1~3月期決算の売上高が市場予想以上に減ったIBMが下落した。4月以降の世界の販売数量が大幅に減少したと明らかにした飲料大手のコカ・コーラも下げた。米債券市場では長期金利が低下し、利ざやの悪化懸念からJPモルガン・チェースなど金融株も売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も前日比297.50ポイント(3.5%)安の8263.23と続落した。大型ハイテク株は総崩れだった。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など、戻り歩調が鮮明だった半導体株の一角も利益確定売りに押された。

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