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盛岡さんさ踊りも中止 新型コロナの影響で

岩手の夏を彩る「盛岡さんさ踊り」の実行委員会(会長・谷藤裕明盛岡市長)は21日、盛岡商工会議所で役員会を開き、8月1~4日に盛岡市で予定していた2020年のさんさ踊りを中止することを決めた。新型コロナウイルスの感染者は県内ではゼロだが、全国的に流行している状況を踏まえて市民の安全確保を優先した。中止は現在の形となった1978年以降で初めて。

青森ねぶた祭、仙台七夕まつりに次ぐ149万人の観客を集めた「盛岡さんさ踊り」(19年8月、盛岡市)

盛岡さんさ踊りは例年、市内中心部の中央通りを主会場に開催。浴衣姿の踊り手が幸せを呼ぶとされる「サッコラ、チョイワヤッセ」の掛け声とともに、笛や太鼓のリズムに乗って約1キロメートルを練り歩く。

昨年は4日間の期間中に149万1000人と過去最多の人出を記録。青森ねぶた祭(青森市、285万人)、仙台七夕まつり(仙台市、224万9000人)に続く集客で、東北の代表的な夏祭りの一つとして認知度が高まっている。

21日は役員会後に総会を開いて開催の可否を決める予定だったが、新型コロナ対策で書面表決に変更した。役員会開催前の17~20日に書面で委員162人に開催の可否を聞いたところ、回答した委員121人の94%が「中止」の意見だったという。

役員会後に記者会見した谷藤会長は政府の緊急事態宣言の発令地域が全国に拡大し、県内外からの来場者による感染拡大やクラスター(感染者集団)の発生が懸念されることを指摘。「来場者や出演者、市民の安全確保が最優先と判断した」と中止を決めた理由を説明した。

会見には実行委の委員長を務める谷村邦久盛岡商工会議所会頭も同席。「国内外の観光客の減少は盛岡でも経済に与える影響が大きくなっている。消費の落ち込みや資金繰りなどで中小企業・小規模事業者にとっては、事業存続に関わる重大な事態になっている」と強い危機意識をあらわにした。

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