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日立建機、熟練者の作業をデータで可視化 技術を伝承

日立建機は建設機械の製造で技術者の溶接作業を定量データで可視化し、若手技術者の技能教育に活用する実証実験を4月から始めた。熟練技術者からの口頭での指導に頼っている技術の継承を数値で示せるようし、若手技術者の教育の効率を上げる。将来は海外を含む製造拠点での訓練カリキュラムに組み込む。熟練技術者の高齢化や人手不足に対応する。

同社の親会社である日立製作所の研究開発グループの協力で、溶接中の技術者の動きなどを定量データに落とし込む技術を開発した。4月からは、日立建機でこの技術を活用し技能教育に使うためデータ収集やシステムを開発している。

同社の茨城県内の2工場で、若手技術者と15年程度の溶接経験がある熟練技術者を対象に、溶接中の技術者の視線や機器を動かす速度、溶接部分の状態をカメラで撮影する。動画や計測データから動きを数値化し、出荷できる製品の溶接作業の基準データを定める。

その後、基準データと若手技術者の溶接作業とを比較できるシステムを開発する。若手技術者がパソコン上の定量データを見ながら、自らの溶接作業の課題の把握をできるようになる。教官も若手技術者と同じデータを見ながら指導ができる。

建設機械の溶接では多くの工程でロボットによる自動化が進んでいるが、異なる厚さ・重さの部品の溶接や強度を保つための仕上げでは、人手による高度な技術が求められる。ただ熟練技術者の高齢化や人手不足が進んでおり、効率的な若手技術者の教育が課題になっている。

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