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愛知で続発「俺コロナ」事件 消毒・閉鎖…影響甚大

新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感が高まる中、「俺、コロナ」などと言って店舗や役所の業務を妨げる事件が愛知県内で続発している。実際の感染の有無にかかわらず、消毒や施設の閉鎖を余儀なくされるなど影響は大きい。捜査幹部は「厳格な取り締まりが必要だ」として、早めの通報を呼びかけている。

「俺、コロナ」の被害に遭った愛知県大治町役場(21日午前、大治町)

「俺、コロナの陽性反応が出た」。17日午前10時半ごろ、愛知県大治町役場のロビーで、無職の男(37)が突然、案内係の女性職員に告げた。男はマスクを外して2、3回せきをした後、民生課に書類を提出し、「冗談だ」と言い残して立ち去ったという。

同町は県警と相談し、3時間半ほど役場を閉鎖して職員が庁舎内の消毒作業にあたった。4月で転入や転出の手続きや住民票の受け取りに訪れる人が多かったため、急きょ屋外に机と椅子を出して対応。町の担当者は「『冗談』と言われても確かではない。町民の安全のためには消毒せざるを得なかった」と漏らす。

県警は威力業務妨害の疑いで男を逮捕した。男に発熱などの症状はなく、「(感染は)嘘だ」と話しているという。

3月下旬に名古屋市内のドラッグストアや家電量販店で似たような事件が相次いだ。4月7日には名古屋駅近くの地下街のマッサージ店で、70歳ぐらいの男が「俺、コロナ」と言って立ち去った。直後に防護服姿の警察官が集まって騒然となり、店のある区画は1時間にわたって閉鎖に。地下街の運営会社が約30万円をかけて消毒を施した。運営会社の担当者は「迷惑以外の何物でもない」と非難し、風評被害にもつながったと憤る。

こうした迷惑行為は、感染の有無に関係なく施設側の業務を妨げることで、威力業務妨害罪などに当たる可能性がある。県警の捜査幹部は「被害側にとっては大変な迷惑だ。迅速に取り締まるため、被害が発生したらすぐに通報してほしい」と話している。

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