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イスラエル与野党が挙国一致内閣 ネタニヤフ氏続投へ

【イスタンブール=木寺もも子】イスラエルの右派与党リクードと中道野党連合「青と白」は20日、挙国一致内閣を組織するための連立で合意したと発表した。暫定政権を率いてきたネタニヤフ首相が続投する。イスラエルメディアによると「青と白」トップのガンツ元軍参謀総長は当面の間、副首相を務め、1年半後に首相職を引き継ぐことで合意した。

リクードのネタニヤフ首相(右)と「青と白」トップのガンツ氏は連立政権の樹立で合意した(テルアビブ郊外に張られた選挙ポスター)=AP

連立協議では、収賄罪などで起訴されているネタニヤフ氏が裁判官人事で自身の権限拡大を求めたことなどで難航していた。合意によると、ネタニヤフ氏は裁判官の代わりに次期検察トップなどの人事などで拒否権を持つことになるという。

イスラエルでは2019年4月の総選挙以降、国会で過半数を確保する勢力がなく、20年3月までに3度の総選挙を行った。3月の選挙後、大統領からガンツ氏に下った組閣要請の期限は15日で切れたが、ネタニヤフ氏とガンツ氏は新型コロナウイルスの感染拡大に対応するためとして、大連立に向けた協議を続けていた。

地元紙の報道によると、連立政権にはリクードと手を組む宗教政党なども合流する見通しという。今回の合意で、4度目の総選挙は回避されそうだ。ただ、最高裁が刑事被告人のネタニヤフ氏の首相就任が違法と判断する可能性は残る。

ネタニヤフ氏は同国で最長となる計約14年にわたって首相を務めており、続投すれば通算5期目となる。パレスチナ問題や対イランでの強硬姿勢は継続しそうだ。リクードと「青と白」はパレスチナ自治区のヨルダン川西岸の入植地をイスラエル側に併合する方針でも一致した。

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