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NY原油一時10ドル割れ 34年ぶり、供給過剰で売り加速

(更新)

【ニューヨーク=宮本岳則】原油先物価格が急落している。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では20日、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物が1バレル10ドルを割り込み、86年4月以来、約34年ぶりの安値をつけた。

10ドルを下回ったあと、さらに急落したため、原油先物の取引が2分間停止された。再開後、8ドルを割り込んだ。

新型コロナウイルスのまん延で経済活動が停滞し、供給過剰に陥っているほか、5月物の取引終了が21日に迫っていることも売りを呼んだ。

WTIは現物の受け渡しを前提に取引されている。5月物の取引終了日は21日で、現物を引き取りたくないファンドなどの手じまい売りが膨らんでいる。原油タンクを持つ石油会社やトレーダーの貯蔵スペースが不足し、保管コストもかさむため買い手が付かず、値崩れが起きている。現物市場ではすでに10ドルを下回る価格で取引されるケースもあったようだ。

足元で売買の中心となっている6月物は、前週末より1割程度安い1バレル22ドル台で推移している。過剰な在庫は簡単に解消しないとみられ、先物価格に下げ止まりの兆しがみられない。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は、5月から日量970万バレルの減産を実施することで合意したが、減産は不十分との指摘も根強い。

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