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豪航空ヴァージン、新型コロナで経営破綻か 豪紙報道

(更新)

【シドニー=松本史】オーストラリア航空2位のヴァージン・オーストラリアが経営破綻するとの見方が強まっている。複数の豪メディアが20日、報じた。早ければ21日にも正式発表するという。ヴァージンはかねて業績不振に陥っていたが、新型コロナウイルスを受けた需要の急減が追い打ちをかけた。経営破綻となれば、新型コロナを受けた航空大手の破綻は、世界で初となる。

豪メディアによると、同社は20日、取締役会を開き、任意管理手続き(日本の民事再生法に相当)の適用申請を決めた。負債総額は約50億豪ドル(約3400億円)。ヴァージンはこれまで豪政府に14億豪ドル(約950億円)の支援を求めていたが、調整が難航したという。主要株主であるシンガポール航空などからの支援も得られていない。

ヴァージンは、英「ヴァージン・レコード」を創業した実業家、リチャード・ブランソン氏が率いるヴァージン・グループの豪子会社として設立された。2000年に豪国内線に参入し、低価格を武器に路線を積極的に拡大した。

ただ、格安航空会社(LCC)などとの激しい価格競争が続き、経営が悪化した。19年6月期は燃料コストの負担増もあり、最終損益が3億4900万豪ドルの赤字で、7期連続の赤字となった。

調査会社IBISワールドによると、2019年は、ヴァージンの豪国内線のシェアは最大手カンタス航空(60%)に次ぎ約3割を占める。今年に入り、全日本空輸(ANA)と提携し、3月に日本市場への参入を決めていたが、新型コロナの影響で、計画を延期していた。新型コロナを受け、中小規模の航空会社では、3月に英地域航空会社のフライビーが経営破綻している。

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