インターステラ、5月にロケット5号機を打ち上げへ

2020/4/20 18:40
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ロケット開発スタートアップのインターステラテクノロジズ(IST、北海道大樹町)は20日、小型観測ロケット「MOMO(モモ)」5号機を5月2日に打ち上げると発表した。

MOMO5号機の打ち上げ予定日を発表する稲川貴大社長(左)と大樹町の酒森正人町長

今年1月に打ち上げを延期した5号機で高度100キロメートルの宇宙到達を目指す。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため見学席は設けず、打ち上げの様子はインターネット配信する。

ISTが打ち上げるのは全長約10メートル、直径50センチメートル、重さ約1トンの液体燃料ロケット。2019年5月に打ち上げたモモ3号機は国内企業が単独で開発したロケットでは初めて到達高度が100キロメートルを超えた。しかし4号機は打ち上げに失敗。原因を特定して19年12月に5号機の打ち上げを予定していたが、機体に搭載した電子機器の不具合で延期していた。

不具合の原因について同社は、温度変化の繰り返しによるロケット内部の電子基板にある部品「オシレーター」の故障と分析した。これに対応して全ての基板上のオシレーターを温度変化に強いものに交換した。さらに温度変化の再現実験を繰り返し、正常に動作することを確認した。

5号機は大樹町の発射場から打ち上げる。予定日時は5月2日の5時15分。このほか3日から6日までを予備日に設定している。

これまで見学を受け入れてきたが、今回は見学場を設置しない。打ち上げの様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信する。インターステラはネットを通じた記者会見で、大樹町への来場の自粛を呼びかけた。

ISTの稲川貴大社長は「ロケットを打ち上げる様子を見学してもらい、地元を盛り上げることができないのは苦しい」と述べた。一方で「打ち上げを成功させ、ロケット産業がビジネスとして成立することを証明したい」との意気込みも語った。

(五十嵐沙織)

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