19年の正社員の転職率、7%に増加  マイナビ調査

2020/4/20 18:28
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大手就職情報会社のマイナビが転職者を対象に実施した調査によると、2019年の正社員の転職率は前年比2ポイント増の7%に達した。転職に対する意識にも変化が生じており「転職は前向きな行動だ」と考える人が約7割に達した。終身雇用や年功序列など日本型雇用が崩れつつあるなか、特に若い世代ほど、転職を肯定的に捉える傾向が高いことが分かった。

調査名は「マイナビ転職動向調査2020年版」。正社員として働いている20~50代の男女のうち、2019年に転職をした人を対象に2月21~25日にインターネットで実施した。有効回答数は1500人だった。

19年の正社員に占める転職者の割合を示す転職率は7%で前年に比べ2ポイント上昇した。調査を開始した16年の転職率は3.7%で、3年間で1.9倍に増加した。世代別でみると特に若い世代が転職に積極的で、20代男性は12%(前年比3ポイント増)、20代女性は13%(同4ポイント増)だった。

仕事や転職に関する考えを聞いたところ「転職は前向きな行動である」と答えた人は前年比6ポイント増の68%に達し、「そう思わない」(8%)を大きく上回った。16年の調査開始以来最多となった。特に20代女性は82%、30代女性は74%と高かった。また「転職は簡単にできる」と考えている人も40%で「そう思わない」(34%)を上回った。

新型コロナウイルス感染拡大が続いている中、採用選考はウェブ上に移っている。企業側からウェブ面接が提示された場合、受験意欲にどう影響を及ぼすか聞いたところ、「意欲が高まる」と答えた人は全体で40%と「意欲が下がる」(60%)を大幅に下回った。しかし、20代男性に限ってみると、「意欲が高まる」と答えた人は48%に達し、「意欲が下がる」(52%)とほぼ拮抗した。

自分の代わりに会社側に退職の意思を伝える退職代行サービスの利用者は5%にとどまった。ただ、利用経験や意向がある人は26%に達した。特に20代男性は高く、33%に達した。

退職代行サービスを利用しようと思った理由を複数回答で聞いた。最多は「上司に退職意向を伝えるのがおっくう」で54%と半数を超えた。次いで「会社に引き留められるのが面倒」(47%)、「会社に申し訳なくて言い出せない」(38%)、「法律に定められる権利を履行したい」(26%)、「退職届を受理してくれない」(12%)と続いた。

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