変死体で新型コロナ陽性、1カ月で6件 警視庁
警視庁が4月中旬までの1カ月間に死因が分からない「変死体」として扱った遺体のうち、死亡後のPCR検査で新型コロナウイルスへの感染が判明したケースが少なくとも6件あったことが20日、同庁への取材で分かった。感染と死因との関係は不明という。
同庁によると、いずれも生前には新型コロナの感染が確認されず、体調を崩して自宅で療養中だった人や、路上を歩いていた人の容体が急変した可能性があるという。生存時に新型コロナの感染が疑われる症状がある場合などは、遺体のPCR検査を行うことがある。
都によると、都内の感染者のうち死者数は20日時点で計77人。PCR検査で陽性の結果が出たとする届け出が保健所にあれば変死事案でも死者数に計上されるが、77人に6件が含まれているかどうかは不明という。