宮城県、ドライブスルーでPCR検査 21日から仙台市で
宮城県の村井嘉浩知事は20日、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査について「ドライブスルー方式」を導入すると発表した。対象者を車に乗せたまま検体を採取するもので、感染者の拡大を受け21日にも仙台市内1カ所で始める。

対象者が建物に入ることがないため、検体を効率的に集めることができ、感染リスクの軽減にもつながるという。設置場所は非公表で、東北大学病院の「臨時診療所」という位置づけになる。PCR検査キットの供給には楽天が協力する。帰国者・接触者相談センターが認めた人が対象で、村井知事は「導入により一日100検体を採取できる」と強調する。
県が実施可能な1日160件のPCR検査の件数は変わらない。同方式を巡ってはこれまで、仙台市内で感染者集団(クラスター)が発生したことを受け、陸上自衛隊が一時的に導入したことがある。
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