岩谷産業、液化炭酸ガスの製造能力2倍に

2020/4/20 17:00
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岩谷産業は20日、千葉県市原市の液化炭酸ガス工場の製造能力を2倍に高めると発表した。年間4万3千トンの製造能力を2021年7月にも8万6千トンに高める。投資額は非公表。液化炭酸ガスはドライアイス向けなどで市場が広がっており、工場の拡大で需要増に対応する。

液化炭酸ガスは溶接工事向けが大半で、ドライアイスや炭酸飲料の原料にもなる。近年は家庭向け食品宅配の普及でドライアイスの需要が高まっており、炭酸飲料の市場も拡大。輸入を増やすなどしているが、調達コストや安定供給が課題になっていた。

液化炭酸ガスは炭酸ガス(二酸化炭素)を高圧で液化して製造する。増設分の原料はコスモ石油の製油工場(千葉県市原市)の副生物を活用する。

日本産業・医療ガス協会(東京・港)の統計によると、18年度の国内の液化炭酸ガスの出荷量は76万3404トンで14年度比で13%増えた。岩谷産業では、光合成の促進用途で植物工場やハウス農園からの引き合いも高まるとみており「今後も需要増が続く」(同社)としている。

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