国内感染者20人超死亡、1日で最多 新型コロナ
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国内各地で20日も新型コロナウイルスの新たな感染確認が相次ぎ、20日午後10時現在で計343人の感染が判明した。累計の感染者数は岩手県を除く46都道府県で1万995人。死者は22人増えて計260人となった。1日の死者数が20人を超えたのは初めて。
東京都は20日、新型コロナの感染者が新たに102人確認されたと発表した。都内の累計感染者数は3184人となった。都は新たに6人の死亡も発表。死者は計77人になった。
都では17日に1日あたりで最多の201人、18日に181人、19日に107人の新規感染を確認していた。
都内で20日に感染が確認された102人のうち、感染経路が不明だったのは77人に上った。40代以下が60人で、30代が20人と最も多かった。感染者との濃厚接触があったのは25人で、3割は家族内での感染とみられるという。
平日に比べて週末は検査する施設に持ち込まれる検体数が少ないことから、月曜日に判明する感染者数は減る傾向がある。小池百合子都知事は同日、都庁で記者団に「普通月曜日は数字が低いが、それでも100人を超えている。厳しく受け止めている」と述べた。
20日に発表された死者は40~90代の男女6人。うち40代男性は14日に感染が確認され、18日に死亡した。都によると、男性には持病があった。40代の死者は都内で初で、これまで確認された中で最も若い死者となる。
看護師や入院患者の集団感染が確認されていた都立墨東病院(東京・墨田)でも、新たに患者1人、看護師3人の計4人の感染を確認した。同病院に関係する感染者は計27人となった。