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NY州、20日から抗体検査 1日2000人規模

【ニューヨーク=中山修志】ニューヨーク州のクオモ知事は19日、全州で新型コロナウイルスについての抗体検査を始めると表明した。20日から1日に2000人のペースで検査を始め、市民の免疫状況を調べる。経済活動の再開に向けた判断材料の一つにする。

ニューヨーク州では、18日の新規の感染者数が約6千人と4日連続で減少した。1日の増加数はピークだった14日の約1万1500人からほぼ半分に減った。クオモ知事は19日の記者会見で「我々は頂点を越え、山を下りつつある」と説明。一方で「これはハーフタイムにすぎず、気を緩めてはならない」と引き続き外出制限の徹底を呼びかけた。

早期の経済再開をめざすトランプ米政権に対し、クオモ氏は「再開時期はデータによって判断すべきだ」と指摘。全米で最大規模の抗体検査を実施し、再開時期を探る方針だ。

少量の血液からその人が新型コロナへの免疫を持っているかを調べる抗体検査は、経済再開に向けた手続きの一つとして注目されている。米政権のコロナ対策の責任者であるペンス副大統領は、安心して経済活動を再開するための手段として抗体検査の充実を挙げる。

世界の研究者の間では、抗体検査で新型コロナに対する免疫の有無を正確に判断できるかを疑問視する声もある。米国立衛生研究所(NIH)は全米の1万人を対象に、抗体検査の正確性を調べる研究に着手した。

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