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Jヴィレッジ「飛躍へ充電」 再開1年、コロナ影響

2020/4/20 9:21
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東京電力福島第1原発事故の対応拠点として使われた福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)は、営業の全面再開から20日で1年。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月は合宿などのキャンセルが相次いだが、昨年度は事故前とほぼ同水準の約49万人が利用した。担当者は「復興のシンボルとして飛躍した姿を示したい」と意気込んでいる。

営業の全面再開から20日で1年となる福島県のJヴィレッジ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で人の姿はなかった=共同

営業の全面再開から20日で1年となる福島県のJヴィレッジ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で人の姿はなかった=共同

約8年ぶりの全面営業を祝う昨年4月の記念式典では、芝生のグラウンドに子どもの歓声が響いた。同施設で働く後藤朋久さん(53)は、原発事故対応のためグラウンドが駐車場に変わった時のことを振り返り、「子どもたちが戻ってきた時の感動は忘れられない」と語る。

一昨年には日本初となるサッカーコート1面が入る全天候型の屋内練習場が新設され、施設面では震災前を超えた。しかし長期のブランクの影響は大きく、従来のように日本代表の合宿地というブランドだけでは完全復活は難しい状況だった。

そこで震災前の営業戦略から転換、サッカー以外の競技にも広く利用を呼び掛けることに。狙いは当たり、昨年度はラグビーやアメリカンフットボールなどサッカー以外の利用が大きく増えた。

2019年4月に開かれた営業再開を祝うイベントに集まった大勢の人たち(福島県のJヴィレッジ)=共同

2019年4月に開かれた営業再開を祝うイベントに集まった大勢の人たち(福島県のJヴィレッジ)=共同

さらに利用者を増やすために、全天候型練習場を音楽イベントなども開催できるように一部改修。4月からは4千人規模のコンサートが開けるようになった。東京五輪の聖火リレー出発地に決定し、復活を世界的にアピールする好機だったが、コロナ問題で完全にもくろみが狂った。合宿などの予約はほとんどがキャンセルになったという。

施設運営会社の鶴本久也専務は「(コロナ禍を)充電期間として前向きに捉え、日常に戻った時により良いサービスを提供できるように力を蓄える」と語った。〔共同〕

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