医療用ゴーグルなど100万個以上増産 山本光学
(更新)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ゴーグル大手の山本光学(大阪府東大阪市)は医療向けに大幅増産する。保護ゴーグル、保護メガネ、フェースシールドについて、これまで供給していた分に加え、5~9月に合計100万個以上を積み増す。政府からの増産要請に応える。

樹脂、金型、成型などの取引先に協力を依頼し、増産態勢を整えた。基本的に国内工場で対応する。ゴーグル、メガネ、フェースシールドは幅広い産業で使われるが、今回の増産では医療に最も向いている仕様の1品目ずつに絞り込んだ。
保護ゴーグルは外から空気が入らないように目の周辺を密閉する。保護メガネはそれより簡易な構造で、感染リスクが相対的に小さい現場に向いている。フェースシールドは顔に飛沫がつくのを防ぐことが可能で、マスクなどと併用する。保護ゴーグルとフェースシールドには曇り止めも施してある。

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia
-
【よく読まれている記事】
- 新型コロナウイルスは体内にいつまで残るのか
- 「コロナに決してかからない人」はいるのか?