/

新型コロナ もし感染したら、ペットはどうなる?

動物由来感染症について注意喚起する厚生労働省のポスター

新型コロナウイルスにペットが感染したり、飼い主が感染したりした場合、どのようにすればいいのか。海外では数例ながらも猫や犬などの動物が人から感染したケースが報告されている。動物から人への感染事例は確認されていないが、国や専門家は感染症予防のためペットとの過度な接触を控えるよう呼びかける。飼い主の感染に備えてペットを預かる取り組みも始まった。

「私が陽性だったら、うちの猫はどうなるのか」。15日、神奈川県内の動物病院に切羽詰まった様子で男性が電話を掛けてきた。感染者の濃厚接触者としてPCR検査を受け、自宅で結果を待っている。男性は「猫にもPCR検査を受けさせたい」「私が入院したら面倒を見る人がいない」と訴えたという。

電話を受けた男性院長の元には4月以降、不安になった飼い主からの相談が相次ぐ。院長は「感染メカニズムが分かっていない以上、飼い主はペットとの濃密なスキンシップを避け、万一感染し入院する場合に備えてペットの預け先を事前に確保して」と話す。

厚生労働省が15日に公表した「動物を飼育する方向けQ&A」によると、新型コロナがペットから人に感染した事例は報告されていない。ただ、新型コロナに感染した人から犬や猫が感染したと考えられるケースが海外で数例あり、動物園のトラが飼育員から感染したとみられるケースも報告されている。

同省はペットとの過度な接触を控え、接触後は手洗いなどを行い、特にペットの体調が悪い場合は不必要な接触を避けるよう求めている。

万一飼い主が感染した場合、ペットとどう接すればいいのか。東京都獣医師会は自宅療養中の部屋にペットを出入りさせず、ペットの体表に付着したウイルスがほかの人の感染源にならないようにシャンプーをすることを勧める。自宅療養ができない場合は「家族など他の人に世話を頼んで」と呼びかける。

ペット保険を手掛けるアニコムホールディングスは4月、新型コロナに感染した人のペットを無償で預かる取り組みを始めた。飼い主の入院やホテル療養中、同社が経営する動物病院などでペットを預かり、獣医師らが世話をする。すでに新型コロナの感染者らから数十件の申し込みや相談が寄せられているという。

ペットの受け入れにあたり、施設の消毒方法や搬送の注意点をまとめたガイドラインも作成した。施設の収容可能頭数より少なめに受け入れ、ペット用のPCR検査体制も整える。担当者は「新型コロナの患者がさらに増えれば、飼育放棄が起きかねない。各地でペットを預かる受け皿が広がれば」と話している。

新型肺炎

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。

ワクチン・治療薬 休業・補償 ビジネス 国内 海外 感染状況

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン