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NYダウ続伸、704ドル高 経済再開と新薬期待で

(更新)

【NQNニューヨーク=岩本貴子】17日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比704ドル81セント(3.0%)高の2万4242ドル49セントと3月10日以来、1カ月ぶりの水準で終えた。新型コロナウイルスの治療法や検査体制の確立にむけた取り組みに前進がみられたと受け止められ、過度な懸念が後退した。コロナ問題収束への期待から幅広い銘柄に買いが入り、ダウ平均は取引終了にかけ上げ幅を広げた。

バイオ製薬大手のギリアド・サイエンシズの治療薬が新型コロナの患者に対し、症状の改善がみられたと報じられた。同業で米政府の研究機関と共同で新型コロナワクチンの臨床試験を進めているモダーナは米政府からの支援金を受け取ると16日夜に発表した。スイスの製薬大手ロシュは新型コロナ感染の抗体を調べる血液検査キットを5月までに投入する。治療法や検査についての進展を受け、新型コロナへの過度の警戒が和らいだ。

トランプ米大統領は16日夕、新型コロナの感染者数が少ない地域から段階的に経済活動の再開を認める方針を示した。全米の半分以上にあたる「29州がもうすぐ再開できるだろう」とも主張した。経済活動の再開で景気悪化に歯止めが掛かるとの期待も相場を押し上げた。

取引時間中に上げ幅を縮める場面もあった。米調査会社コンファレンス・ボードが17日発表した3月の景気先行指数が過去最大の低下幅となり、投資家心理を冷やした。

来週以降、発表される経済指標も新型コロナの影響を受け大幅に悪化するとみられ、景気の先行きを警戒する投資家からは利益確定売りも出やすかった。

新型コロナの影響で3月から休止していた商業機の生産を来週にも段階的に再開すると発表した航空機のボーイングが大幅に上昇した。17日朝に2020年1~3月期決算を発表した日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)も買われた。一方、ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げたスマートフォンのアップルは売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。前日比117.78ポイント(1.4%)高の8650.14と3月5日以来、1カ月半ぶりの水準で終えた。アルファベットやSNS(交流サイト)のフェイスブックが買われた。一方、前日まで連日で上場来高値を更新していた動画配信のネットフリックスとネット通販のアマゾン・ドット・コムは下落した。

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