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企業内大学を強化 ポラス 社員の提案力アップ

住宅事業のポラスグループが人材育成を強化している。企業内大学「ポラスアカデミー」の講座数を拡充し、非正規社員にも受講を促す。財務やローン、建築などを学ぶ実務的な講座のほか、一般教養を含む幅広い講座を用意する。社員の知識や教養を広げ、提案力に磨きをかける。

アカデミーは2019年11月に本格始動し、職種や役職レベルに応じた必修科目や選択科目を設けている。1講座あたり2~7時間。同社の管理職らが講師を務め、筆記型のテストを課して内容の理解を深める。

現在は約80講座を実施しているが、23年度には150講座に増やす。実務に直結する講座だけでなく、大学教授らを講師に招いて人文学や哲学、語学など一般教養も追加する見込み。現在の受講者は正社員が中心だが、23年度までに非正規を含む全社員の必修化を目指す。

新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が進むことに対応し、5月下旬からはオンライン受講も始める。個人専用サイトも作成し、受講履歴や科目内容の確認、受講申し込みをスマートフォンでできるようにする。将来は「外販できるレベルにまでプログラム内容を充実させたい」(石田茂人事部長)という。

アカデミーを導入した最大の目的は社員の提案力アップだ。国内の住宅市場が縮小するなか、各社は多様な顧客層の開拓を進めている。通常業務とは異なる分野の知識に触れ、社員の知見を広げることで新しいアイデア創出を図る。

人事制度も併せて見直し、アカデミーで単位を取得すれば昇格に必要なポイントが増えるようにした。管理職は部下が単位を取得した割合の高さが個人評価につながり、賞与にも影響するなど、組織で受講を促す風土も作った。

同社は働き方改革に力を入れているが「業務の無駄を省いたため、雑談など情報収集の機会が減った。分業制で職務領域も狭まっており、(若手社員の)伸びしろがなくなっている」(石田氏)。業務以外で知識を補える環境をつくり、働き方改革と若手育成の両立を目指す。

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