日銀、山梨の景気判断「悪化」 3カ月連続下げ

山梨
2020/4/17 18:12
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日銀甲府支店は17日発表した4月の金融経済概観で、山梨県の景気判断について「新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、悪化している」として引き下げた。3カ月連続の引き下げはリーマン・ショック後の2009年1~3月以来。判断に「悪化」という表現を盛り込んだのは09年2~6月以来だ。

山梨の景気判断について説明する三木支店長(17日、日銀甲府支店)

三木徹支店長は「フェーズが変わった」との認識を示した。緊急事態宣言の山梨への影響については「感染防止のため、短期的には活動抑制は続き、さらに経済が悪化する可能性はある。ただ、長い目で見れば、早く感染を抑えることが経済の回復にとってもプラスになる」と述べた。

項目別では「個人消費」を3カ月連続で引き下げた。大型店・スーパーは食品やマスクの需要が伸びたが、卒業式・入学式などの中止で衣料品が落ち込んだ。コンビニエンスストアは訪日外国人客の減少で来店客が減ったほか、イベント中止によるチケット販売の減少も目立った。

「生産」も新型コロナの影響で12カ月ぶりに引き下げた。業種別では「汎用・業務用機械」と「輸送機械」を引き下げた。ともに世界的な自動車需要の減少と、自動車メーカーの設備投資スタンスが弱まっているのが主因という。

「雇用・所得」も3カ月連続で引き下げた。製造業やサービス業の新規求人が減少し、人手不足が続いていた運輸や宿泊も減少している点などを踏まえた。

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