日用品購買データ、1カ月無償提供 トゥルーデータ
マーケティング支援のトゥルーデータ(東京・港)は日用品メーカー先着200社を対象に、スーパーやドラッグストアでの日用品の購買データを確認できるシステムを1カ月間無料で提供する。新型コロナウイルスで需要が変動するマスクなどの商品を含め、売り上げの推移を可視化できる。需要の急激な変動を把握することで、在庫リスクの低減につなげる。
提供するシステムは「ドルフィンアイ」。通常の最低利用料金は月額で税別4万8300円かかる。1カ月間無料で提供し、その後の無料期間の延長も検討している。17日時点で約30社からの申し込みがあるという。
ドルフィンアイは、食品スーパーとドラッグストアの約5000万人の会員のPOS(販売時点情報管理)データから集計している。週次か月次で、ウエットティッシュや消毒液などの約500分類の商品や個別のメーカーの商品の購買データをグラフで示す。
購入者の性別と年齢層や、ドラッグストアかスーパーで売り上げが上昇している商品のランキングも表示する。
新型コロナウイルスの感染拡大に関連してマスクやトイレットペーパーなどの需要が急激に動いており、日用品メーカーは生産計画の変更の必要性や在庫リスクを抱える。トゥルーデータは購買データの提供を通じて迅速な対策に活用してもらい、システムの関連需要を取り込んでいく。
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