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Facebook主導のデジタル通貨、「個別通貨連動型」も

【シリコンバレー=奥平和行】米フェイスブックが主導するデジタル通貨「リブラ」が計画を大きく見直すことになった。運営団体が16日、ドルをはじめとする個別の通貨に連動するデジタル通貨を発行すると発表した。当初は複数の通貨のバスケットを裏付けとする世界共通の仕組みとする予定だったが、金融当局などの反発を受けて軌道修正した。

リブラ協会は16日、変更点を反映した「白書」の第2版を公開した。

スイスに本拠地を置くリブラの運営団体、リブラ協会が計画を見直すことを表明した。通貨のバスケットを裏付けとするデジタル通貨の発行も実現を目指す一方、「個別通貨連動型」を加える。「ドル版リブラ」「ユーロ版リブラ」などが併存する形となる可能性が高い。

2019年6月にフェイスブックが構想を公表した際は、通貨のバスケットを裏付けとした「ステーブルコイン」を発行し、世界中で使えるようにする方針だった。だが、各国当局から金融政策への影響などに懸念が示され、20年前半としていた開始時期を延期した経緯がある。

個別通貨に連動させることで金融当局による承認を得たい考えで、16日にはスイスで免許申請したことを明らかにした。リブラ協会の管理体制も強化し、年内にサービスを始めたい意向だ。ただ、計画を見直すことにより国際送金の手間やコストを減らすといった効果が薄れ、利用者の拡大やフェイスブックの事業戦略に悪影響を及ぼす可能性がある。

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リブラ

フェイスブック(Facebook)が構想する新たなデジタル通貨。値動きの激しい暗号資産(仮想通貨)と異なり、価格が安定する設計が特徴だ。ドルやユーロなどの法定通貨を裏付け資産とすることで価値を保つ。 フェイスブックはリブラを通じて、銀行を介さず、スマホで手軽に送金や決済を利用できるグローバルな基盤の構築を目指している。一方、マネーロンダリング(資金洗浄)対策や利用者保護など課題は多い。


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